2011年7月17日日曜日

コラムVol.163 【二人っきりのときの会話】

あなたは、二人だけのとき、気まずく感じることがありますか。

特に親しくない人との二人っきりのシチュエーションに、
「何か話さないと」と話題探しをしてしまうことはありませんか。


もし、その場面が全くの赤の他人同士ならば、緊張感が募る
ことはないでしょう。
しかし、少し知っている、そう、顔見知りの二人ならばシチュエーションは、
また変わってきます。


誰でも大勢の人の前で意見を述べたり、権威ある人や
見知らぬ人と話をする時は、ある程度、緊張してしまいます。

今回は、昔からの知人や親しい友人の間柄ではなく、
表面的な付き合い(例:会社の上司、先輩、後輩、友人の友人など)の
場合と想定してください。

突然、二人だけの状況に陥った時、
あなたの思考はどのように働きますか。

・自分のことに没頭する(寝る、携帯やスケジュール帳の確認など)
・周りの景色を見る
・ネタや話題探しをする
・どうやって相手から離そうかなどの去る口実を考える
・相手の共通性を考える
・自分の事をひたすら話す
・相手に疑問形で質問を振る

いろいろな項目があげられます。
二人の時においては、ありのままの自分ではいられないのでしょうか。

相手との関係上の問題、環境の問題、生い立ちの問題、性格の問題、
波長の問題、学力・知識の問題、雰囲気など、
さまざまな要素が複雑に絡んできて、初めて不安やいらだち、焦り、
緊張を起こすものだと考えられます。

二人のときに「気まずい」と感じる必要はないのではないでしょうか。
なぜなら、親しい関係ではないとお互いが感じているから。
こちらが気まずいと感じていると、それが相手に伝わってきて、
ますます、雰囲気が険悪なムードに変わってしまうこともあります。
しかし、頭の中でわかっているけど、いざ、実行となるとなかなか
難しいものです。

ところが、あまり親しくないからこそ、話せることや聞けることも
あるはずだと思います。
そこから、新しいつながりが生まれることもあります。

ある日、二人っきりになったとき、
自分の思考はどのような働きを起こしているのか、
自問自答して下さい。
今まで抱えていた相手のイメージが、話してみると実は違って
いたっていう新しい発見や気づきもあります。
そこから、関係性がうまれ、コミュニケーション能力が作られて
いくのではないでしょうか。

現在、草食系が増え、昔ほど根性や情熱を感じられなくなってきた今の時代に、
いろいろとチャレンジし、最悪な状況においても、それぞれに応じた接し方を
自然に身につけることで自分を高めていけるのではないでしょうか。

人とかかわることで、いろいろな経験が学習として蓄え、人として成長ができる。

つながりが人をつくる。
だから、人間って面白く感じるものなのではないでしょうか。

それでも、
「言うは易く行うは難し」
ですが、一人で悩まないで、自分なりの答えを知りたいのならば、
私たちとともに考えていきましょう。

//mivi//

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